注文住宅は場所から探し始めて一から住宅を作る方法で、完全にオーダーメイドなので完全に希望通りの住宅を手に入れる事ができます。規制の住宅から選ぶ以上に希望通りの自分が住む家を作り上げられるので、特殊な仕様や間取りの住宅を希望する人には適しています。一方で建売住宅は土地も業者が選定して、住宅の設計も建設も済ませた状態で販売する住宅で、購入者からすると実物を見て購入を決断できますし、コスト面でも同じ規模で同じような仕様の家ならば注文住宅よりも安く購入しやすいメリットがあります。注文住宅を購入する時に気をつけないといけないのは、基本的には建売よりもコストがかかるので、資金面で余裕を持っておかないといけないという点です。
注文住宅の場合は特殊な仕様も実現できますが、そのような構造や設備はメンテナンスの費用が高額になる可能性もあるので、建設時のコストだけでなく将来的な維持費用も最初の段階で把握しておくべきです。建売住宅の場合は特殊な仕様の住宅も少ないですし、実物が完成している状態で購入の判断をするので、イメージと実物が違ったというパターンも防げます。建売住宅は土地と建屋を合わせて購入しますが、資産性を考えると建屋は最終的には資産価値がなくなります。土地の方は需給による価値の変動はあっても減価していって、価値がなくなる事はないので20年後や30年後を考えると建物と土地の価格の割合を把握しておくべきです。