注文住宅で間取りの打ち合わせをする際に、多くの人が気にすることとして、部屋の畳数が挙げられます。この部屋は何畳なのか、6畳は欲しいと言うような話が多く聞かれます。畳数と呼ばれるものは、部屋の広さをイメージするにあたりわかりやすい基準の1つに当たりますが、特に洋室の場合には、それほど畳数にこだわる必要はありません。子供部屋を例に挙げた場合には、どの位のベッドのサイズにするのか、机や本棚などを置いた場合には、たとえ5畳でも6畳でも、広さの印象はそれほど変わらないのです。
大切な事は、必要な家具を置き、その導線をしっかりと確保することができるかどうかです。間取りを考える場合には、畳数で考えるのではなく、家具のサイズが配置を考えながら、広さの確認を行うことが大切です。またリビングやダイニングなども同じように、畳数にこだわりを持ちすぎるのではなく、家具の配置の仕方、導線をヒントに考えるのが良い方法です。部屋を広くしたい、大きな窓を取り入れたいなどの要望が先行してしまうかもしれませんが、場合によっては壁が少なくなりすぎてしまい、家具を置くスペースがないなどの問題も出てきます。
近年ではソファーを置くことなく、ダイニングテーブルにゆったりとした椅子を配置して、そこでくつろぐ伝えるも非常に増えてきています。ソファーを置くのであれば、どのぐらいのサイズのものをおきたいのか、壁付にするのかなども以外にも重要です。ソファーとテレビの距離も確認が必要であり、畳数が広いのにもかかわらず、テレビとの距離が近くなってしまうと非常に残念です。注文住宅が出来上がってから困ったことにならないようにするためにも、注文住宅検討段階で自分自身に必要なものを伝えた上で、間取りを検討する必要があります。